出産後、自分の体には様々な変化が起きます。
妊娠中の大きくなったお腹から残ってしまう妊娠腺。ピンクだった乳首の周りは黒くくすみ、女性器の色も変化。
体が赤ちゃんを迎えるために、赤ちゃんのためにしっかり変化してきます。
で・す・が、赤ちゃんが大きくなって手もかからなくなってきた。
だけど、体は・・・戻らないんですね。出産前の体には。
何故起こるの?出産後の黒ずみ、肌トラブル
女性の体の神秘。なんて表現されますが、私たち女の体は状況に応じて常に変化が生じているのはご存知の通り。
一番分かりやすいのが生理中ですよね。なんとなくイライラする。甘いものが無性に食べたい。などなど人によってばらつきはあるものの生理前、生理中の体の変化は自分が一番わかりますよね。
妊娠中も同じなんです。生理中が妊娠の為の変化、妊娠中は赤ちゃんを迎えるための変化。肌のトラブルというよりかは変化して当然なんですね。
肌の黒ずみを引き起こすホルモンバランスの変化
変化の中で、外観を一変させてしまうのがホルモンバランスの変化です。
黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロン、卵胞ホルモンと言われるエストロゲン。二つの物質が妊娠中に体内に増加します。
この二つの物質、肌の黒ずみの原因と言われるメラニン色素を増やし、シミや黒ずみの原因を作り上げます。
もちろん意味もなく黒ずみを作り上げているのではなく、諸説あるものの生まれたての赤ちゃんがお母さんのおっぱいを探しやすいように乳首をあえて黒くするよう体が作り上げているという事なんですね。
ただ、乳首だけならまだしもその他の部位(ワキ、乳首、デリケートゾーン)にも影響を与えてしまうのが厄介な点ではあるんですけど。
妊娠がきっかけでできた黒ずみ。どうケアすればいいの?
まず一番考えないといけないのが、タイミング。どのタイミングでケアを始めるかですよね。
体の部位によって出産後ケアできたり、ちょっと考えた方が良かったりとそう単純な話ではありません。
妊娠中から変化を感じやすい、乳首の黒ずみケア
先にも書いた通り、乳首の黒ずみは赤ちゃんが見つけやすいように体が変化いる状況です。
赤ちゃんが黒いから乳首を見つけている。というのは、生まれたときの子供を思い出しても「ホントかな?」って感じはしますが(笑)うちの子はとりあえず食いついたところに乳首があればOKみたいだったような。
それはさておき一応、授乳を考えての体の変化。
授乳をどのタイミングで、また赤ちゃんが目視で分かる状況になればケアしてもいいのかと思います。
もっとも黒ずみでケアしないといけないのは赤ちゃんよりも、パートナーの存在。男性によっては女性の体の変化についていけない人も少なくないようです。
私の経験からいうと、姉の方が先に出産して、出産中は恥ずかしいからってご主人にあまり体見せなかったらしいんですねよね。
出産後落ち着いて肌を見せた時に言葉にこそ出さなかったそうですが、肌の変化には驚いていたようで焦って体のケアしていましたね。
私の場合は、姉の経験の元恥ずかしいけどあまり隠さない様にしてましたし、ちょっと残念な旦那なので人の体を珍獣でも見るようにその変化を楽しいんでいました。
この辺りは、女性からすると理解できない部分が多そうですが大きく好みで分かれるようです。
話を赤ちゃんに戻すと、少し落ち着いた出産後3,4カ月目くらいからゆっくり始めてみるのがいいのではないでしょうか。
出産直後、意外と気が付きにくいワキやデリケートゾーンの黒ずみ
妊娠中や出産直後、自分ではなかなか気が付きにくいんですよね。
ワキやデリケートゾーンの黒ずみ。
当然「赤ちゃんを迎えて、それどころではない。」といった人の方が多いという事なんでしょう。
2、3ヶ月と母乳も卒業して段々と心に余裕がでてくる時期にふと気がつくんですよね。
「あれれ、妊娠前こんなにくすんでいたかな?」と。
自分の体といっても中々妊娠前と出産後の違いが分かる人は少ないと思います。
体の仕組みから言えば黒ずみ・くすみが起きていてもなんらおかしくないんですよね。それは上で記載した通り体のホルモンバランスの変化。
こればっかりは避けて通れない道。黒ずみやくすみができてしまうのはしょうがありません。
それよりも、できてしまった黒ずみケアをどうしたらいいか。を考えた方がよいでしょう。
妊娠がきっかける黒ずみなら出産後に自然と消えないの?
妊娠がきっかけのホルモンバランスの変化なら出産して元のホルモンバランスに戻れば消えるはずじゃないの?
と、思うのは普通の事ですよね。
これは、個人差が多い部分で薄らいでいく人と変わりのない人と別れるようです。ただ。いずれにしても消えてなくなるということはないようです。あくまでホルモンバランスが正常に戻るだけで黒ずみの原因のメラニン色素は残ったままとい事なんですね。
出産後、どのタイミングから体のケアを始めるか。それは授乳のタイミングや赤ちゃんの成長に合わせて行うのが良いということなんですね。